製作工程
工程.01工作図作成
お客様よりお預かりした設計図書を基に2D、3D、CADを使用し工作図及び制作要領書を作成します。
工程.02加工(切断加工・孔開け加工)
作成された工作図及び製作要領書の情報を基に鋼材の加工を行います。
工程.03組立・組立溶接
工程②で加工された鋼材を工作図及び製作要領書に基づき組立を行います。溶接の変形を少なくするために適当な逆歪みや拘束を加えます。また溶接による収縮量を見込んで、出来上がりの寸法形状を正確に保つようにします。
工程.04溶接
組立溶接された部材及び接合部の本溶接を行います。溶接には被覆アーク溶接・ガスシールドアーク溶接等の様々な溶接方法があり、近年ではロボットによる溶接も増えております。溶接方法の選定は、使用される鋼材の種類、機械的性質、溶接性とともに継手形式、溶接姿勢、作業能率、継手の品質などを考慮した上で適切な方法が選定されます。さらにそれに適合する溶接機種及び溶接材料を選定して、溶接施工条件を満足させなければなりません。
工程.05検査
設計図書や工作図に基づき基本寸法、各部材位置寸法、ボルト接合部の位置などの確認をします。また溶接部の検査は、超音波探傷器を使って溶接部を検査。溶け込み不良、融合不良、割れなどの内部欠陥がないか超音波の反射波の値で判定します。
工程.06錆止め塗装
長期間の防錆効果を与えることを目的に錆止め塗装を行います。塗装の種類も多くあり、錆止めを施す場所が屋内、屋外等の条件により使い分けます。特に耐食性が必要な場合は亜鉛メッキ処理を施す場合もあります。
工程.07運搬・現場建方
工場で製作された製品を大型トラック等で現場まで運搬し組立てます。現場溶接を行うこともあります。